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最終更新日19/09/14

コラム

コラム401

ヘチマのたわし

    私が小学生の頃に学校にある畑を使って授業中にヘチマを植えて育てた事がありました。

植物の構造を覚える一環だったような気がします。

序に自宅でも同じようにヘチマを植えて育てた記憶があります。

自宅で育てたヘチマを食用にしたのではなく、ヘチマを加工して「たわし」としてお風呂での体洗いの道具として使った記憶があります。

そもそもヘチマを食用と言う概念がないので利用価値があまりないイメージがあります。(食用する地域もあるみたいですが)

 学校の授業でも何故ヘチマが教材に使われたのか不明ですが・・・。

今年、もらったヘチマの種2個を実家に植えた所、2つとも芽が出て育ち何本もヘチマが実ったので、その内の一本を収穫して「たわし」を作ってみることにしました。

たわしの作り方を調べたら、ぶつ切りにして鍋で煮込んで皮を剥して天日干しをするとの事。

子供の頃の作り方を覚えていないので何とも言えませんが昔の方法と違うような気がします・・・当時は干して腐らしたような記憶があるような無いような・・・。

早速、 ヘチマを鍋で煮込むと皮の色が変わり始め、中の果肉の部分が解けてなくなりました。

皮と繊維だけになった時点で取り出して流水で温度を下げてから皮を向いて中の種を取り出して繊維だけのヘチマを乾燥。 作業中は瓜特有の青臭い匂いがします。

乾燥後、早速使ってみると皮側の繊維は柔らかいのですが中の繊維は結構固く皮膚にこすると痛いぐらいです。

皮側の柔らかい繊維は体洗いに十分使えます。

特に石鹸で泡を立てると沢山の泡が出来ますので泡で体洗いする方には良いかもしれません。

何十年ぶりにヘチマのたわしを使いました。

たわし状態でもしばらくは青臭い匂いが取れませんでしたので天日干しを長めにした方が良いかもしれません。

このヘチマのたわしは天然スポンジとして普通に売られているのですね・・・買うものだと思いませんでしたが自然素材として需要があるのですね・・・驚きました。

まさに大きいキュウリです。

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