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最終更新日19/09/14

コラム

コラム405

ベテルギウス

 webで天文関係の記事を読んでいると、はやぶさとブラックホールの形を捉えた事が話題になり、宇宙の謎が解明されていく記事を読むと感心するのですがその中で隕石に関係する記事を読むと隕石が地球に落ちれば被害が出るので恐ろしい天災です。

子供の頃から地球は一日中、小さなチリから小石までがすごい数が落ちて来ると言う認識があるものの殆どが大気圏で燃え尽きるので地表に落ちて被害が出るほどの大きさの隕石はあんまり落ちて来ないと思っていました。

空から落ちてくる隕石で被害が出るのはものすごく低い確率なので他人事と感じていたのですが実際には結構身近で落ちて来ている危険性を私が知らないだけ。

過去に生物が滅ぶほどの隕石が何度も落ちている上に昔の地層からはガンマ線の痕跡まで見つかっていて結構地球には色んなものが宇宙から降り注ぎ、
結果として生物が何度も死に絶えていながらも生物の住む星であり続けている事が凄い事なのですがガンマ線の痕跡が地表から見つかったのは私に取っては知らない話でした。

ここでのガンマ線は恒星が超新星爆発をした際に発するガンマ線バーストが地球に降り注いだという痕跡で 大量に地表に降り注げば生物は細胞レベルで破壊されて死ぬ恐ろしい光線です。

しかし、超新星爆発を起こすような巨星が太陽系の近くには無いので遠くの超新星爆発は地球に影響しないと思っていたら オリオン座のベテルギウスが超新星爆発寸前でご近所の距離(約700光年)にあると言う話。

この星の超新星爆発の際にエネルギーの放出軸が地球を向いていないので爆発しても大量のガンマ線は地球に届かないだろうと言う情報ですが実際に爆発の際に軸が動いたりしてガンマ線のエネルギーの放出軸が地球に向かないとも言えないので、実際に爆発してみないと分からないという曖昧な話・・・・。

約700光年離れているベテルギウスは爆発寸前なので今現在すでに爆発していれば 爆発の光が700年遅れ地球に届くので実際まだ爆発しているのか爆発していないのかも分からない。

ただの超新星爆発として昼間でも輝く星を見る事が出来れば宇宙の神秘で済むのですが万が一大量のガンマ線が地球に降り注ぐと地球の生物にかなりの被害が出るらしく恐ろしい話です。

宇宙の出来事は地球の出来事以上に人間には何も出来ないので対策も使用が無い話なのですがそういう危険な中に存在している地球に生命が溢れているのには神秘を感じます。

 

左がオリオン座ですがベテルギウスが爆発しても何も起きないことを祈りますが、
ベテルギウスが無くなったらオリオン座の星座の形はどうなるんでしょう?

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