STE

最終更新日20/08/11

コラム

コラム422

電源切れ

   職場使用しているノートパソコンの電源が勝手に切れるという不具合が発生しました。

症状はパソコンのマウス、キーボードに触らないと数分で電源が切れる。

パソコンを使用している限り何も起きない。

しばらく使用しないと電源が切れるため、スリープなど電源設定をすべてOFFにしてもやっぱり勝手に電源切れる。

キーボード、マウスを動かさなければ数分で電源が切れるので色々確認した限りではハードよりもソフト側に原因がありそうな予感。

Win10を再インストールすれば治りそうな気もするのですがデーターや設定が面倒なので予備のパソコンで業務が出来るようにして、ノートパソコンを詳しく調べてみることにしました。

不具合再現性として、数分パソコン放置するとCPUのファンが回りだし暴走後、電源が100%切れます。

ファンが回りだすことからCPUの熱暴走も考えてファンの温度やSSDのデフラグ、メモリチェックなど色々してみましたが原因不明。

電源切れる際のCPUファン動作はCPUの過熱とは関係なさそうです。

電源切れ時のLOG確認としてイベントビューアの管理イベントから「KP41」と表示されるので電源切れの原因は、電源関係が不具合原因だとは思うのですがその場所が分かりません。

原因を調べている内にwin10起動時にロック画面のまま放置しているとそのままで電源が切れないことが判明。

ロック画面でパスを入力後のwin画面にしてから放置すると電源が切れる・・・ と言う事はwin10が起動してスタートアップ後に有効になるソフトの影響で不具合原因に関係していると踏んでmsconfigのシステム構成設定を弄ることにしました。

まず、タスクマネージャーのスタートアップのアプリをすべて無効。

サービスのソフトもすべて無効にしました。

再起動後、何分経過しても電源が切れなくなりました(喜)。

スタートアップのアプリを徐々に有効に。すべてのアプリを有効にしても電源落ちません。

次にサービスのソフトを徐々に有効にして調べた限りではサービス内の「Power」を無効にしていれば勝手に電源が切れません。

すべてのソフトを有効にした後に「Power」だけ無効状態だと電源が切れないのを確認してから「Power」を有効にして様子を見たのですが、今度は電源落ちなくなってしまいました・・・。

その後、省電力設定の時間などを変えても電源切れの症状が発生しなくなりました。

原因が不明のままですが、通常使用してもまったく電源落ちなくなりました。

恐らくですが、不具合発生当時win10更新プログラムがあったので、影響を受けた気がしますが原因不明のままです。

その後、通常業務に一ヵ月ほど使用してみましたがその後、不具合は起きません。

不具合の現象から考えて恐らくwin10の再インストールを実施していても間違いなく治っていた気がします。

ちょい面倒な不具合でしたが特定までには至りませんでしたが、電源管理のPowerが原因だったのは間違いないです。

今後、電源が切れるような不具合の際は「Power」を疑うと良いのかもしれません。

コラムトップへ

inserted by FC2 system