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最終更新日22/01/23

コラム

コラム438

商店

  子供の頃、近所にあるお店と言えば○○商店というお店があって自宅兼商店に家族で経営しているようなお店がありました。

よく家族に「パン、卵買ってきて」と言わたり自分のアイスやお菓子を買いに行ったりと身近な買い物は近所の商店で済ましていました。

更な自販機と郵便ポストもあったのでその点でも利用頻度が高かったので何かと生活に密接していた気がします。

私が20代の頃に長年お世話になっていた近所の商店は店じまいし、お店のあった場所は駐車場になってしまいましたがポストだけは残されていて郵便ポストがお店の跡として懐かしいです。

変な場所にポストがある場合、そこにお店があった場合が多いので名残みたいな気がします。

近所には他にも結構商店が存在していましたがその殆どが店じまいしていまだに周辺で商店をしているのは米店を兼ねている商店の一軒だけです。

子供の頃に世話になった、近所の商店だけでなく他にも薬局、駄菓子屋や医院などが在ったのですがその殆どが今では無くなりました。

お店の場所も狭い路地にあり駐車スペースが無く車を止められない不便な場所にあるものが多くそれらの店が無くなった代わりにお店は出来ませんでした。

そうすると私の住んでいる場所は商店があった頃は、値段が高いのは別にしても歩いて行ける距離にあったので利便性が良かったのですが、今では買い物するのに車でコンビニやスーパーに行かないとならず自動車が無ければ生活が成り立たない地域になりました。

そもそもコンビニやスーパーがある場所は駐車場が取れる広い場所なので下町の一角にあった商店のような店とは設置する場所が違うので車の移動しやすい開けた広い土地が必要なのでコンビニは出来ません。

一番近いスーパーやコンビニでも一キロ近くは離れているので近所と言う距離ではなく買い物するにも車での移動が中心になります。

昔のように近所にお店が点在していたのは過去の話になっています。

商店が無くなったのは経営者の高齢化が大きいのでしょうが、コンビニが増えた事も要因の一つでしょうし、車移動が人の行動範囲を広げた事も原因としては大きい気がします。

ちょっとの距離ならば車で行くのが当たり前なので。

そうすると高齢で車が使えなくなった際に生活が出来ないような地域で生活している人が沢山居ると言う事になります。

地方ではそれに代わる公共機関がありません、特にバスに限っては通勤通学時間だけで他の時間の本数が少なく車の代わりとは行きません。

車の行動範囲は広いので車があればどこに行くのも便利なのですが自分にとって車がない状態での生活が成り立たない事に気づかされます。

商店があった名残としてポストがある感じです。

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