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コラム446
人の距離変化 |
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昔の話ですが私は結婚式の披露宴に
友人を呼ぶ際に、人数を絞る為に条件として過去5年間で付き合いのある人達だけにしました。
その頃は、特に仲の良かった友人達が過去5年間の付き合いが無くなっていたので呼ばない事にしました。 そして、式からその後の10年以上が過ぎて結婚式に呼んだ友人で交流が続いている人は半分も居ません。 交流そのものが無くなり連絡が途絶えて付き合いがない人も居ます。 逆に昔仲の良かった友人達は結婚式の過去5年間の付き合いが無くなっていたのにちょっとした切っ掛けで交流が復活したりと交流関係が変化している気がします。 旧友の一人が社会人からの友達と学生時代の友達とでは「違う」との話をしていたのですが、その時は違いを余り気にしませんでしたが今になって考えると同じ趣味友達でも学生の頃の方が社会人になってからの友達と時間の共有化の差が大きく違う事に気づきました。 学生時代の友達の方が趣味や時間の共有する規模が大きかったと今になって実感します。 例えば小学生の時、ガンプラ買いに出かけて地元の模型店で購入した後に、その足で友達の家でプラモ造りをして素組でプラモを完成させて見せ合ったりましたが、 同じ趣味でも年齢で内容が変わりました。 大人になって 車で出かけたりするので行動半径は広くなったものの内容が簡素化されたような気がします。 このプラモ造りも個人で作って出来栄えを見せ合ったりと独りで制作しても友達と趣味を見せ合ったりして趣味の共有化をしていた気がします。 ゲームも一緒にプレイすると言って対戦ゲームで遊ぶのだけではなく攻略の為にノートにマップを書いたりメモったりして攻略するのに意見を言い合いながらゲームをクリアするのは楽しかった記憶があります。 他にもビデオ映画が面白いからと借りたVHSテープを 家で見るにしても一人で見て後日感想を話したりしますが、子供の頃は友達と一緒に見て、その場で感想を言い合ったりと時間の共有部分がやたら多かった気がします。 そうすると例え趣味でも一緒に行動する時間の事での共通点が多く、その共通点による話題が豊富なので社会人の友達との質が違う気がしてきました。 しかし、学生時代に趣味を共通した友達が身近に居るかと言うと仕事で遠くに行ったり、亡くなったり・・・と。 今どうしているか分からない人も多く、今となっては連絡を取れるのは一握りになっています。 私は自分の年齢に応じて、その時その時に出来る友人は都度変わって行くものと思っていたので、あまり昔の友人との拘りがなかったのですが、今になっては昔を共有できる友人は「良かったなぁ〜」と思うようになりました。 特に学生時代のゲームなどを一緒に攻略していた友人が多かったので当時のレトロゲームをするとその頃が思い出されますが、その時に一緒にプレイしていた友人との交流が途絶えているのを感じると寂しいと思います。 |
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