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最終更新日20/10/12

コラム

コラム385

昆虫食

  今となってはまったく食卓に昆虫食が上がる事はありませんでしたが、子供の頃は毎年秋になるとイナゴの佃煮を食べていました。
当たり前に出ていたので食べる事に抵抗も感じないで、ごはんのつまみ的な感じでボリボリしていました。

好きで食べていたという訳ではありませんが家族に「体にいいから」と食べさせられていた記憶があります。

 

そもそも、実家の田んぼに生息しているイナゴを捕まえてきてそのまま袋にいれたまま数日生かして置いて糞を出させた後、鍋で茹でてから後ろ足をもぎって(順番逆かも)砂糖と醤油で煮込んで佃煮にしたものが普通に食卓に出ていました。

今思えばイナゴが食卓に上がっていたのは祖母が生きていた頃までであり、祖母が亡くなってからは見なくなった気がします。

 

今、イナゴの佃煮が有っても好んで食べるとは言い難く、食べられない訳では無い程度になってしまいました。

私が食べていた昆虫食は唯一これぐらいですね、芋虫の入った飴は見た目で拒否しました・・。

 

私は昆虫自体が嫌いではなく虫取りで遊んでいたぐらいなので、虫そのものに抵抗が無かったものの形がおぞましくて拒否するのは昔からありますね(足が多い虫が苦手、でもゲジゲシは素手で捕まえてました)

昆虫は、たんぱく質の補給と言う意味では牛や豚肉などよりも僅かな草で多くのカロリーを摂取できるのでコスト的に食糧難には非常に重要な蛋白源になるとの事ですが見た目の問題から味以前に敬遠されがちです。

私としてはイナゴの味が悪いと思ったことはありませんが足が固いので口内に刺さった記憶があります。

難点はやはり見た目の不快感が大きくて、形が分からなければ味としては結構行けるかもしれません。

 

私も子供の頃から食べているのと食べていないのでは全然違う気がします。

子どもの頃に食べていたから食べられる、まったく食べていない人が大人になってからいきなり出されて食べれるかは疑問です。
特に動いている虫を出されたらダメでしょうね。昆虫食ではありませんが魚料理の踊り食いもちょっと・・・・・。

 

昆虫に限らず、普段食べている肉も動物の解体から見たら食べられないものが結構多い気がします、見た目が変わる事で食べられる、加工されているから食べられる、と言う事は綺麗事なのですが綺麗事で食品として食べているものが殆どなのでしょう。

 その見た目て言ったら、今の人は昆虫苦手の人が多いので生きている昆虫を見て飛び跳ねるような人は昆虫食はとても無理な気がします・・・・・・。

 

自分の周りに多くの食べ物が出回っていて、逆にわざわざ昆虫食をしなくてはならない環境ではないのでますます昆虫食をする事も無い気がします。それだけ便利な生活をしていると言うことなのでしょうけど。  

昆虫食ではありませんが先日フナムシを見つけて驚きました。

本物見つけたの初めてでした。(枝そっくりです)

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