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最終更新日19/07/19

コラム

コラム390

ロボットの実用化

  昔からロボットアニメが好きでしたが、
AI型ロボット(人間サイズ)よりも人が乗って運転するロボット(ガンダム)の方が好きでしたのでアンドロイド系のロボットにはあまり関心がありませんでしたし、
20世紀頃の実際のロボットは人型と言うよりもアームだけなどの工業系ロボットが多く、「人型ロボット=SF」であり空想の話として捉えていました。

また、子供の頃にロボット技術紹介で人間を真似る事の難しさをTVで紹介していて手でコップを掴む事が当時のロボットは出来ないと紹介してました(昭和時代の頃)。

コップを割らないで持つ力が保持できずコップを割ってしまう・・・。力加減が出来ない。

ましてや二足歩行は研究中で二足歩行が出来ない話で自律ロボットには程遠いイメージしかありませんでした。

1990年代に自動車のホンダからアシモを発表した時は「車屋のロボット」と思っていたので(失礼)
 期待しなかったのですが友達に進められて映像を見てびっくり、アシモが一人で歩いて階段を上り下りしている・・・。

「中に人が入ってるんじゃ」と言う会話が出るほど驚いた記憶があります。 

その内、玩具やらでもロボットが出回り、少しロボットが身近になった気がしました。

テレビでソニーのアイボ(ロボット犬)がメーカー保証を切れても大切にしている人の為に民間企業が独自に修理を受け持っている話は
ロボットのおもちゃを人間が大切にペットとして接している人が居ると言う話だったのですが、
それよりも経年劣化で可動部の破損など摩耗、消耗によって壊れる話を聞くと、どうしても可動部品の摩耗の耐久性に限界がある気がします。

製造メーカーにしても、10年以上の無故障の耐久性は設計上無理でしょう・・・。

人型の二足歩行のロボットを作ってもメンテナンスをしなければ駆動系から壊れてしまう。

故障しない訳が無い・・もしロボットを作れたとしてもメンテナンスを含が整備環境が整わなくては故障して役に立たないと言うことになるのは予想できます。

個人的に、もし今の技術でアンドロイド型ロボットを作ったとしてAI搭載して自律型にしたとしてもロボットが電池交換だけのメンンテナンスフリーである事を考えると無理がある気がします。

備面で機械系みたいに摩耗、消耗で交換時期が分かるのに対して電子系は結構、突然死のような壊れ方をする場合があるので、都度対応するとなると何年間も故障せずに動作し続けるロボットを作るのは難しい気がします。

ソフトでチェックしてもハード不良は物理的に修理するしかありません

人間のように常に自己修復しながら生きている生き物と違って、部品交換による修理でしか性能を保てないのでは、今の技術でロボットを作ったとして、整備と修理面のインフラを整えたとしてもどれだけ長く使用できるのか不明です。

特にロボットを一機能だけではなく多機能で人間の代わりとして利用するとすれば、それだけ機能が複雑化するでしょうから壊れやすくなるのをどう維持管理するのか・・・

故障せずに5年10年持つことはありえないでしょうから維持管理としては色々と難しい気がします。

そういう意味では人間が乗り込んで操作するロボットだけどあくまで乗り物なので車や飛行機のような整備が定期的に行われるでしょうから乗り物としてのロボットと人間の代わりのロボットでは全然用途や維持管理が違う気がします。

それでもロボットが人間の代わりとして実用的になってきた事が、人間自体にどのように影響していくかは、個人的に少し不気味な気がしますが・・・。

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