STE

最終更新日20/10/12

コラム

コラム394

トイドローンと振動ゴム

    遊び用としてトイドローンを探してみたら値段も高いものから安いものから色々あります。

性能による値段の差なのですが、私の購入基準としては練習用として重量200g以下のドローンを探していたので基本的におもちゃクラスになってしまいます。

このサイズではGPS内蔵はほとんど無く、ジャイロと気圧センサーが付いているモデルぐらいしかありません。

細かい仕様違いはあるものの200g以下で認証されているドローンである事を前提に探し、ついでに動画が取れるタイプであれば良いという感じで探してみました。

アマゾンでHoly Stone製の評価コメントが比較的良さそうなのでF181Wを購入することに。 (評価内容は故障が少ないのではなく交換部品の対応が早いようです)

200g未満で気圧センサーと広角720pカメラが付いているので買ってみることにしました。

現物を見る限りプロペラガードをつけると結構でかい・・・。

試しに室内で飛ばすと結構でかいので空間が狭く感じるもののある程度ホバーリングで空中である程度安定してます。

ふらつくもののこのくらい安定していると操作しても楽です。

前に遊んでいたミニドローンと全然操作安定性が違います。

 しばらく室内練習をした後、外での撮影をした所、少し上昇した際に流され始めます。

地面では無風に感じても少し上げるとわずかな風が吹いていたりするので風に流されていきます。

しかもドローンの方向が分かりづらいので操作に焦りが・・・何とか無事着地させられましたが冷や汗ものでした・・・。

そもそもパワーのないドローンなのでちょっとした風でも流されてしまうし、GPSも無いので 位置固定も出来ないので操作次第なので結構難しいです。

しばらく練習しながら画像を撮り、あとで見てみると綺麗ではないものの空撮なので普段の違い景色に感動です。

空撮の面白さは分かるのですが人に見せるとなると見せられるレベルではありません。

映像が思っていたよりも荒く、ブレる・・・・。

トイドローンなので動画は「お試し」と言ってしまえばそれまでなのですが、もうちょい綺麗に取れないものかと思いました。

FPVで生中継をしてみましたが、スマホに表示されるカメラ動画が若干遅れて表示されている気がします、また映像確認しながらドローン操作は不慣れな私には難しく、FPVはおまけ機能程度の使用でした。

また操作に関してはあくまでリターンモードではなくドローンの向きに合わせての操作練習を続けました。

本体のLEDで前後確認できるとしても遠くになると今一分かりにくいので、 遠方操作となるとリターンモードの方が良い気がします・・・。

こうなると空撮をするにはGPS付きドローンを考えないとなりませんが、そうなると大きさ(200g以上)なので手軽にどこでも飛行できません。

やはり手軽さを考えると200g以下のGPS付きがあれば理想です。

その後も練習を重ねながら 撮影した映像を見ていると映像が縦に波打っているのに気づきました。

どうやらプロペラのモーター振動がカメラに伝わってブレ(モーターブレ)が生じているためです。

また、映像がドローンの微妙な動きに合わせて一緒に動くのでカメラワークの移動が激しく見てると酔います・・・。

映像もドローン着陸前と飛行中だと離陸前は振動が地面で固定される為に映像が結構鮮明に映るのですが、飛行中だとドローンに伝わったモーター振動とドローンの移動で映像がブレまくりで解像度の低い映像に見えてしまいます (ぼやける)。

撮影に関してはジンバルが装備されていれば、ドローンが動いてもカメラ視点を動かさないで映像を固定化出来るのですが、ジンバルを自作したとしても小型軽量化は手軽に出来ない気がします。

こうなると高性能機を買うしかないです・・・・。

目先としては200g以下ドローンの有効活用として、ジンバル自作は諦め、振動防止として カメラとドローン本体の間に振動ゴムを挟めてモーター振動を逃がす方法ならば手軽だと思い振動ゴムを試しに2個購入。

その際になるべく小さいものを探したのですがゴム高さ8mmが一番小さいものでした。

この方法はカメラが本体に内蔵されているドローンでは出来ませんが私が購入したドローンはカメラユニットが取り外しできるので、この間にゴムを挟めて振動を逃がす事を考えました。

私のドローンは構造的にバッテリーケースの下にカメラユニットがはまっているだけなのでケースとカメラを外してその間にゴムを挟める形にします。

そのためにケースとカメラが付いている状態でピンバイスで穴をあけて穴と穴を振動ゴムで取り付け M3ナットで固定するもののネジ山が長く出すぎてケースが閉まらないのでねじ山をグラインダーで半分にカット、2個しかゴムも無いので対角線に固定してみました。

この状態で撮影してみたら明らかにブレ低減しました(嬉) やはりモーター振動の影響がすごいようです。

何となくカメラ固定が不安定なので更にゴムを追加購入して4点固定してみました。

カメラユニットの固定はしっかりしました。

こんな改造でも、振動ブレは低減したので振動ゴム追加は効果ありです。

ついでに問題になったのはカメラユニットが下がったのでカメラ角度次第では地面に接触してしまう高さになりました。

アームの足に隙間シートを足に巻いて高さを確保しました。

この時点で一応重量を図ってみましたが200g以下でした、ゴムブッシュとナット分の重さなので 大したことありませんでした。

又、ドローン移動時のカメラブレ改善となるとジンバルを作成して真ん中にカメラユニットをつければ多少ブレが改善されるでしょうが自作では目標追尾とかは現実的ではないのでトイドローンで映像改善するならばゴムブッシュを付けて改善するだけでも手軽さでは良い気がします。

カメラワークについてはドローン移動をゆっくりおこない映像ブレを減らす方向で考えてみます。

こんな改造でも結構使えました。

やはり手軽に飛ばせるクラスなのは気を使わなくていいです。

コラムトップへ

inserted by FC2 system